からすみ 5本入ごま、くるみ、よもぎ、黒糖の4種類
昔ながらの中津川名物米粉を練り上げ蒸したもちもちとした触感です。
| |||||||||
【カテゴリー】 [東濃のお土産] [銘菓] |
ここで言う『からすみ』とは、ボラの卵巣を塩漬にした珍味のことではなく、
昔からこの地方(中津川市周辺)に伝わるお菓子の『からすみ』です。
からすみと聞くと、一般的には珍味の方を思い浮かべますが、
この地方(中津川市周辺)ではからすみと聞くと、お菓子の『からすみ』を連想する人の方が多いようです。
日常で食べるお菓子としてはもちろん、桃の節句のお供え物としても使われます。
今でも中津川市周辺では、自宅で作った『からすみ』を近所や親戚に分けあう習慣も残っているなど、地元で愛され続けている
伝統菓子です。
かたちは富士山のような山型をしており、食べるときは好みの幅に切って食べます。
食感は、もちっとした食感と程よい硬さ、弾力があります。
日にちが経つと硬くなってきますが、電子レンジで温めるなどすればまた元の硬さに戻ります。
味のバリエーションは、お店や家庭によっても異なりますが、
一般的には、黒砂糖、くるみ、よもぎ、ごま、などがあります。
原材料は主に米粉や上白糖などで、そこに黒砂糖やくるみなどを加え、蒸すことで様々な味のからすみが出来上がります。
珍味の『からすみ』と、この地方に伝わる『からすみ』は同じ名前をしてますね。
はたしてこれは偶然でしょうか?
答えはノーです、偶然ではありません。実は、この地方に伝わるお菓子の『からすみ』の語源は、珍味の『からすみ』から来ているのです。
江戸時代、珍味の『からすみ』は子宝の象徴として縁起物とされていました。
そのため地元の人々のあいだには、なんとか珍味の『からすみ』を桃の節句のお供えにしたいという思いがありました。
しかし岐阜県は海から遠い内陸部に位置しており、庶民にとって珍味の『からすみ』は、高級でなかなか手の届かないものでした。
そこで、せめて『からすみ』に似たものを供え、子どもの成長と健康を願おうとしたことが始まりで、
桃の節句のお供え物として珍味の『からすみ』に似せたお菓子がつくられるようになりました。
人々はこのお菓子を珍味と同じ『からすみ』と名付けました。
これが中津川市周辺に伝わるお菓子の『からすみ』の始まりです。
昔ながらの中津川名物米粉を練り上げ蒸したもちもちとした触感です。
昔ながらの味を知る、からすみの本場、岐阜県中津川市、恵那市在住のおばあちゃん達が手作りでお届けします。保存料無し、無添加。
中津川の特産品でもあり、お祝い菓子として使われる伝統銘菓【からすみ】。米粉に各種砂糖・黒砂糖・抹茶・くるみ・栗を混ぜ合わせ、蒸しあげたふるさとの味です。